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高森明勅
2018.10.7 14:30日々の出来事

水着審査

ミス日本コンテストの本番では水着審査がある。
 
近年、この種のコンテストでの水着審査には、
逆風も吹いているようだ。
 
イデオロギー的な反発があるらしい。
 
これについて、主催者側の導入講義で
興味深い説明がされていた。
 
「うちは水着審査もやります(キッパリ!)。
着物審査、ドレス審査と共に大切な審査です。
しかも、ミス日本コンテストでは内面の美しさも
大切な評価基準になっていますが、水着審査ほど、
本人が健康な日常生活を送っているか、
弛んだ日常生活を送っているか、
その人の内面が如実に表れる審査は無いんです
(キッパリ!)」と。
 
なるほど。
水着姿にその人の内面が一番表れる、か。
 
そんな風に考えた事はなかった。
 
でも言われてみると、確かにその通りかも知れない。
 
私も海水パンツ1つにされたら、
だらしない日常が丸出しになるだろう
(勿論、そんな姿を誰も見たくないに決まっているが)。
 
むやみに水着審査を批判する者達こそ、
逆に若い女性の美しい水着姿を、
専ら“猥褻な視線”でのみ見ているのではないか。
 
…と、偉そうに言う私自身も、
これまで猥褻な視線で水着姿を見ながら、
鼻の下を伸ばして、断固肯定していただけだったかと
反省。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「天皇は双系が伝統である!」

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